SDGsへの取組み

SDGs（Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標）は、先進国・発展途上国を問わず、2030年まで達成すべき項目として国連で採択された世界共通の目標です。
SDGsの「17の目標」と169のターゲットは5つのキーワードで構成され、独立した目標に見えても実はそれぞれ繋がっています。（単語の頭文字から「5つのP」と言われます）

1　People（人間）

すべての人の人権が尊重され、平等に、潜在能力を発揮できるようにし、すべての人に教育、水と衛生、健康的な生活を保障する

2　Prosperity（繁栄）

すべての人が豊かで充実した生活を送れるようにし、自然と調和する経済、社会、技術の進展を確保する

3　Planet（地球）

責任ある消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通して、地球を破壊から守る

4　Peace（平和）

平和、公正で、恐怖と暴力のない、インクルーシブな（すべての人が受け入れられ参加できる）世界をめざす

5　Partnership（パートナーシップ）

政府、民間、市民社会、国連機関を含む、グローバルなパートナーシップにより実現をめざす

SDGsはウェディングケーキのように、3つの階層で積み重なった構図になっています。

根本的な基盤「私たちが生きるために不可欠な環境（生物圏)」を土台として、
その上に「人としての尊厳を持って暮らせる社会（社会圏)」があり、
それらが整った上に「人や国に対して差別や偏見のない、働きやすい経済（経済圏)」が成立する。
頂点に「パートナーシップ」を掲げ、三重構造を維持するためのバランスをとる。
※生物圏：目標6/13/14/15、社会圏：目標1/2/3/4/5/7/11/16、経済圏：目標8/9/10/12
　パートナーシップ：目標17

すべての目標が密接関係にあり、バランスのとれた持続可能な開発が不可欠であることを示しています。
グルーバルなパートナーシップを通じて、「経済成長」「社会的包摂」「生物（＝環境）」という3つの側面の調和が求められています。

わたしたちは、日本で掲げている「8つの優先課題」に対して、パートナーシップや事業活動から貢献できるテーマ・目標を設定し、それぞれの達成に向けて積極的に取り組んでいます。

People

：あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現
健康・長寿の達成

Prosperity

：成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備

Planet

：省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策、循環型社会
生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

Peace

：平和と安全・安心の社会の実現

Partnership

：SDGs実施推進の体制と手段